2013年11月28日木曜日

宝塚流【ブス25箇条】

1・笑顔がない
2・お礼を言わない
3・おいしいといわない
4・目が輝いていない
5・精気がない
6・いつも口がへの字をしている
7・自信がない
8・希望や信念がない
9・自分がブスであることを知らない
10・声が小さく、いじけている
11・自分が正しいと信じこんでいる
12・愚痴をこぼす
13・他人をうらむ
14・責任転嫁がうまい
15・いつも周囲が悪いと思っている
16・他人に嫉妬する
17・他人につくさない
18・他人を信じない
19・謙虚さがなく傲慢である
20・人のアドバイスや忠告を受け入れない
21・何でもないことにキズつく
22・悲観的にものごとを考える
23・問題意識を持っていない
24・存在自体が周囲を暗くする
25・人生においても、仕事においても、意欲がない


レステル流『業務改善のチェックリスト』

【業務全般】
 ①業務目的がはっきりしているか
 ②残業は、抑制のための努力をしているか
 ③席から離れるとき、行先がわかるようにしてあるか
 ④出されたアイデアを途中でつぶしてしまうことはなかったか
 ⑤OA機器を活用したほうが安くならないか
 ⑥OA化推進の前に、それ以前の簡素化や標準化の余地がないかを検討しているか

【情報・会議】
 ①必要な情報を、必要な人に、必要なときに流しているか
 ②掲示物の掲示期限が守られているか
 ③電話、宅送便、郵便、FAX、訪問などの使い分けをしているか
 ④事前に打合せ内容を準備し、目的に合った話し合いをし、結果を確認し合っているか
 ⑤会議では目的議題に合った討議がされ、時間を守り、得たい結論を出し、それが守られているか

【資料・報告書づくり】
 ①習慣的につくっているが、今でも本当に必要か
 ②口頭説明で済むものまで資料化していないか
 ③図表やグラフを使ってわかりやすくしているか
 ④内容をみればどのようなアクションをとればよいか、わかるようになっているか
 ⑤内容は必要最小限度の表現になっているか
 ⑥提出は速やかにされているか

【ファイリング】
 ①必要な情報だけが保管されているか
 ②どこに何をファイルするか決められているか
 ③第三者が利用できるか
 ④同一資料が担当者、同僚、上司などと重複して持たれていないか
 ⑤個人机での私蔵はないか
 ⑥保存期間は決められているか
 ⑦定期的に、保管、廃却、入れ替えが行われているか


『異性にも同性にもモテる十一箇条』

第一条/周囲への気配りができる
おしつけでなく、さり気ない気配りができる人は好感がもてるもの。
 たとえば、何か悩んでいる様子の後輩にさり気なく元気の出る言葉をかけるといった気配りができれば慕われるはず。

第二条/自分の意見をもっている
人に流されることなく、臆せずしっかりと自分の意見を述べられる人は周囲の信頼を得られるでしょう。

第三条/常識が備わっている
社会人としての常識やマナーはおさえておきたいもの。
大人として責任ある 行動をとれることが求められます。

第四条/精神的に自立している
気分にムラのある人は、敬遠されてしまうもの。
感情を上手にコントロール でき、精神的に自立していることが大切です。

第五条/前向きである
どんなときもプラス思考で、自分を高める努力のできる人には誰でも魅力を感じるものです。
また、仕事を積極的に引き受ける姿勢も、好感度アップにつながります。

第六条/責任感がある
任された仕事は最後まで責任をもってやり通す心構えが必要です。

第七条/笑顔を絶やさない
どんなときも素敵な笑顔のできる人は、それだけで周囲を明るくし、人を惹きつけるものです。

第八条/聞き上手である
聞き上手な人の周りには、自然と人が集まるもの。
かといって、聞いているばかりではなく、肝心なときには適切な意見を述べることも必要です。

第九条/好奇心がある
好奇心が旺盛でチャレンジ精神のある人は、それが表情や態度にもにじみ出て 生き生きとした印象を作り出します。

第十条/さり気ないおしゃれができる
これみよがしなブランドで固め、見栄を張るのではなく、自分らしさを取り入れながらセンスよく決めている人は魅力的です。

第十一条/誰にでも分け隔てなく接する
相手によって態度を変えることなく、いつも自然に振る舞える人は男女を問わずモテるはずです。


2013年11月26日火曜日

『信頼できる部下とは』

「信頼できる部下」になるために必要な10の要素

①仕事に責任を持っている
どんなに小さな仕事にも、責任をもって取り組める人には、仕事を任せたくなるものです。

②意欲と向上心がある
仕事に対する意欲と向上心は、本人の気持の問題です。
自己がしっかりしている人は信頼できるでしょう。

③常に問題意識をもっている
常に問題意識をもって仕事に取り組んでいる人は、その仕事に対して非常に真剣であり、
周囲も高く 評価しているものです。

④時々に応じた最善の判断ができる
時と場合に応じて、これまでの経験から最善策を見出し、実行できる人は、
上司も頼りにして意見を 求めたくなることでしょう。

⑤「報告・連絡・相談」ができる
基本の「報・連・相」がきちんとできる人には、安心して重要な仕事も任せられます。

⑥仕事を楽しんでいる
仕事を面白いと感じ、前向きに楽しんで取り組める人には、
どんなに難しい仕事でもやり遂げる力量が 感じられます。
上司も安心して仕事を任せられます。

⑦素直である
指示されたことに対して、素直に受けとめ、一生懸命行動できる人は、信頼がおけるものです。

⑧コミュニケーションが取れる
仕事に支障をきたさない程度に、周囲とコミュニケーションを取れる能力は必要です。
気軽に 話しかけられるような雰囲気をもつように心掛けましょう。

⑨会社を休まない
健康であることは基本です。
少々のことで会社を休むような人では、周囲にも迷惑が掛かってしまうので、
安心して仕事を任せられません。

⑩感性をもっている
日常の仕事のなかで気配りができる人は、その好印象から周囲の信頼度は厚いものです。
感性は日頃から磨いておくように心掛けたいものです。


『感動は発想の仕方次第』

子供の頃、はじめて映画を観たときは「なんて素晴らしいんだろ!」と感動したものです。

しかし、大人になって 何本も映画を観るにつれ、ちょっとやそっとの作品では
感動しなくなってくるものではないでしょうか。

つまり「はじめてのモノ」に触れたときは、刺激的で感動も大きいのに、
同じ刺激を何度も受けているうちに、 感覚が麻痺して、感動することもなくなってしまうのです。

仕事や人間関係も同様です。

はじめての仕事をしたり、見知らぬ人との出会いは、刺激があって楽しいものです。

しかし、それも何年か経てばマンネリを感じて飽きてきます。

そのなかで、いかに新鮮さを感じて楽しめるかは、発想の仕方次第といえるでしょう。

人生は経験の積重ねですから、年齢を重ねるごとに「はじめての経験」は少なくなります。
ということは、そうした刺激以外に感動を得られるよう、発想の転換をすることが
大切だということです。

小さなことに感動できる人としない人では、どちらが幸せかといえば、
おそらく感動できる人のほうでしょう。

人生は、感動すればするほど豊かになるものです。

人生を2倍楽しみたいと思ったら、2倍感動することです。

2013年11月20日水曜日

『失敗の原因を考える』

失敗には必ず「原因」があります。
それがわかれば、完全に無くすことはできなくても、減らすことはできるはずです。

いくつか、仕事上のミスの「原因」を考えてみます。

①慣れた仕事
長い間仕事をしていると慣れが生じ、「これは多分、こうだろう」
「おそらく、こうすればいい」といった憶測で 物事を進めてしまいがちです。
その結果、報告・連絡・相談を怠り、大きなミスにつながります。

②ケアレスミス
うっかりミスは、注意力が散漫になったときに生じます。
ただぼんやりしてしまった・・・ということもありますが、 プライベートに不安があったり、
ビクビクして仕事に集中できない、といった心理的影響も考えられます。
まずは、それらの原因を取り除くことです。

③苦手な相手
苦手な相手とは、ついついコミュニケーションが不足しがちです。
その結果、報告・連絡・相談がスムーズに できなくなってしまうのです。
仕事は仕事と割り切って、こちらからコミュニケーションを取ることが大切です。

④知らなかった
「知らなかった」ために生じた失敗は、きちんと指導をしなかった先輩や
上司にも責任があります。
とはいえ、やはり自分でアンテナを張り巡らせて情報を仕入れる姿勢は必要でしょう。
「教えてくれないから、 知らなかった」と開き直るのではなく、
「教えてくれないなら、こちらから聞く」という姿勢が大切です。

⑤はじめての仕事
はじめての仕事には失敗がつきものです。
しかし、二度目以降の失敗は許されません。最初に失敗をしたら、
きちんとメモをとっておき、同じところでつまずかないように注意することです。

この他にも失敗の原因はありますが、いずれも失敗したときは、
できるだけ早く原因を考えることが大切です。

原因がわかれば、その失敗は免疫になります。

2013年11月18日月曜日

『危険を予感すること』

大きなミスが生じる前は、必ずその予兆があるものです。

たとえば、「先方に納期の確認をしたほうがいいだろうか」と一瞬考えたけれど、
「まあ、おそらく大丈夫だろう」と そのまま進めてしまった結果、案の定、納期に
間に合わなかった・・・ということがあるでしょう。

あるいは、取引先の担当者に対して「神経質で細かそうなタイプだ」と感じながらも、
大雑把に仕事を進めた結果、とても険悪な関係になったりします。

「細かそうだ」と感じたとき、少し気を遣って繊細に仕事を進めていけば、
関係が悪くなることはなかったかもしれません。

『危険な状態に陥ってから見事に脱出できるのが運のいい人ではなく、
危険を察知して、回避する道を探せるのが本当に運のいい人なのです。』

2013年11月12日火曜日

『その一言で』

「その一言で」
 一.その一言で、励まされ
 一.その一言で、夢をもち
 一.その一言で、立ち上がり
 一.その一言で、がっかりし
 一.その一言で、腹を立て
 一.その一言で、泣かされる
 ほんのわずかな一言で!

これがどなたの言葉かは知りませんが、本当に考えさせられる言葉ではないでしょうか。

私達は日頃、家庭や職場で、さまざまな人と会話を交わしています。

家庭や友達など本当に親しい人との 会話もあれば、職場の先輩・上司、後輩・部下、
あるいはお客様など仕事を通しての会話などもあります。

そして、真剣な会話もあれば心の和らいだ会話もあります。

みなさんは、それらの会話の中の、ほんのちょっとした一言が、
相手を楽しい気持ちにさせたり勇気づけたり、 あるいは逆に、
相手を悲しい気持ちにさせたり、反発を買うことになったりしたというご経験はありませんか。

普段会話をするとき、相手を楽しい気持ちにさせようとか、悲しい気持ちにさせようと
考えて話をしている訳ではありません。

何気ない気持ちで話をしているのです。

でも、その何気ない会話の中の、ほんのわずかな一言、ほんのちょっとした一言が、
相手の心の中に入り込み、 それがプラスの作用をしたり、あるいは逆にマイナスの
作用をすることになります。

会話の中で、不思議に大きな力をもつのが、ほんのちょっとした一言です。

普段から一言一言を大切にしたいものです。

2013年11月11日月曜日

伝え方

自分はちゃんと説明してあげているつもりなのに、相手が理解を示さない
ということが、たまにありますね。

そんなとき、「どうしてこんなことがわからないんだ」と、
相手に腹を立ててしまったりしていませんか?

でも、ちょっと待ってください。

ひょっとして、第三者から見たら実はあなたの説明の仕方のほうに問題がある、
ということもありうるかもしれないのです。

相手が理解しないからと、そこでいつまでも怒っていても、 そこから先には進展しません。

ですから、ちょっと考え方を変えて、自分の話し方を何か違うものにしてみるということも大事です。

王様が家来に話しているのではないのです。
自分の言いたいことを相手に分かってほしいなら、こちらも、分かってもらうための努力
というものをしなければならないのです。

私はときどき、仕事で海外へ行って、ほかの国の人と話をしなければいけない時があります。

そこで私が流暢に英語や中国語がしゃべれれば何も問題はないのですが、
専門的な用語が入れば”ネイティブ”というわけにはいきません。

相手にこちらの伝えたいことが伝わらない時があります。

それは明らかにこちらが何とかしなければいけないことなので、言い方や表現を変え、
これなら通じるかなと、表現を変えたり試行錯誤します。

それで通じたときは、「やった。よかった。」とほっとします。

日本語同士なら、もっとずっと簡単なはず。
それがなぜできないのでしょう。

壁を相手に、ひとりでテニスの練習をしようと思ったら、自分のところにきちんと
返ってくるよう加減して ボールを打ちます。当然ボールは返ってきます。
しかし、壁もない場所でただボールを打ったら、あさっての方向へ飛んで行き返ってこない。

そのボールに腹を立てるのって、馬鹿馬鹿しいと思いませんか?

2013年11月10日日曜日

信頼

人はだれでも、他の人から好かれたり、尊敬されたり、大事にされたいという気持ちとともに、
「信頼されたい」という気持ちを持っています。

「信頼されたい」と思っているだけでは、信頼関係はできません。

信頼されるような働きかけや 自分自身の向上をはかることが大切です。

職場では、
 ・ルールや約束をよく守ること
 ・与えられた仕事に、責任を持って取り組むこと
 ・上司や同僚、お客様と十分コミュニケーションをはかること
 ・協調性を発揮すること
公私の生活の態度においては、
 ・けじめある言動をとること
 ・公正で誠意ある態度をとること
ができれば、信頼できる人という評価につながるのです。

信頼は、一度に得られるものではありません。
日常の言動の中で、繰り返し築きあげていくものなのです。

約束厳守、責任を持ってなし遂げた実績、コミュニケーションをはかって理解し合う態度、
誠意や思いやりのある態度、自己中心でない協調の気持ちや態度などが相乗する形で、
  「○○さんは、 信頼して仕事を頼める」
  「○○さんなら、信頼して話を聞ける」
  「○○さんなら、ついていける」
などという、まわりの人の態度ができるのです。

信頼を得るには時間がかかり、逆に、一度信頼を失うと挽回に時間がかかったり、
二度と戻ってこないこともあるだけに、丁寧に育てなければなりません。

信頼関係ができると、自然に”信用できる人”という評価を受けます。

信用できる人なら”信任”、すなわち、信じて任せようということになり、
また仕事をさせてもらったり、依頼がくるのです。

そして、その仕事を期待通り行えば、信頼はさらに強く育ちます。

いわば、雪だるま式に、信頼と信用と信任の関係が大きくなっていくのです。

マッチ売りで嵐を呼ぶ男

最近は「待ち」の販売形態の企業でも、ダイレクトメールや紹介依頼のほか、
チラシの街頭配布など「攻め」の販売戦術をとるところが増えて来ております。

たとえば、オットリしているように見える銀行でさえも、ボーナス時期には訪問活動や
街頭でのティッシュ配りなどを積極的に展開しています。

数年前のことですが、消費者金融の最大手会社の福岡支店に、大学を出たばかりの

Yという青年が入社しました。

早速、彼も当時盛んに行っていた街頭でのマッチ配りを命ぜられ、
毎日、ラッシュ時には額に汗して頑張ることになりました。

ところが、彼の大きく明るい声と活発なボディ・アクションは、たちまち福岡の中心街、
神の名物になってしまったのです。

多くの人々が”ご苦労さま”とか、”毎日よく頑張っているね”とか声をかけてくれるようになり
やがて、支店長に、”おたくのYさんは若いのに、あの一生懸命さには本当に頭が下がります。
うちの会社に欲しい人材ですよ”というような賞賛の電話が入るようになりました。

そして、遂には東京の本社にまでかかってくるという未曾有のことまで起こりました。

彼は平常もハキハキした好青年ですが、体は小さく、そんなにハンサムでもありません。


しかし彼は、このマッチ配りという仕事を、会社を代表する最重要事であると考え、
”おはようございます”、”いってらっしゃいませ”と大きな声を張り上げながら、
一人でも多くの人に手渡そうと努めたのです。

その姿が、彼を珠玉のように輝やかし同社には素晴らしい「人財」がいるという
イメージを福岡の人々の心に強く焼き付ける結果をもたらしたわけです。

このような街頭宣伝は、不特定多数の人々に見せる「動く看板」であり、

「待ち」の販売企業にとっては、世間一般の人々に強く訴えかける絶好のチャンスです。

もしこのようなチャンスが与えられた場合には、Y君のような積極的な心構えで
企業イメージを高めるようなアクションをとることが大切だと思います。

2013年11月7日木曜日

どんな仕事でもお客様のために

東京で由緒ある結婚式場として知られている明治記念館では、大安の日など、
50組近い縁結びをとり行うので、猫の手も借りたいほどの忙しさとのことです。

この明治記念館の奉仕課長さんの随筆に、次のような一節があります。

『ここには、1,515人の明るく、若い娘さんたちが、毎日、人生の最も感激的な瞬間の

お手伝いをしている。娘さんたちの仕事は、披露宴の式場準備をしたり、
飲食物をテーブルに運んだりすることである。
重いお皿を何回も運んだり、お客様に粗相のないよう心配りするので、体力もいるし、
神経も疲れる。
しかし、こんな単純で、疲れる仕事をしていても、みんな明るく楽しそうである。
女たちは、自分の仕事にプライドを持っているからだ。
彼女たちには毎日の単調な仕事だが、お客様にとっては、一生に一度の
最も感激的な瞬間なのである
彼女たちは、お客様に感謝され、そしていつの日か、この式場で、自分自身が
結ばれる日のことを夢見ながら、毎日の仕事に喜びを見つけている。』

さて、わたしたちの中には単調で感激の薄い業務についている人もいます。


特に、お客様に直接接しない仕事についている人ほど、単調さに負け、
プライドも失いがちなものです。

しかし、決して忘れてならないことは、どんな単調な、縁の下の力持ち的な仕事であっても、
その仕事はお客様のためにやっているものだということです。

そして、こちらにとっては多くの仕事の一つに過ぎなくても、お客様にとっては、
一生に一度の感激のシーンに関わり合っているかも知れないということです。

たとえば、レストランの厨房で皿洗いばかりしていても、その皿を使って食事をした
一家の団欒や恋人達の幸せなどに、思いを致すことが必要です。

自分はミジメだと思えば、その瞬間に不幸のドン底に落ちてしまいます。

明治記念館の彼女たちも、お客様の立場に立って一生に一度の感激を共に喜び、
共にかみしめようとしています。

下積みの草履取りでも、どうせやるなら日本一の草履取りになってやろうと努力した、
木下藤吉郎の精神で仕事に打ち込んでみることです。

そんな、姿勢で生きて行けば、必ず幸せを招き寄せることができると思います。


2013年11月6日水曜日

寝ていて食われる法

”給料はやった仕事の後からついて来る”という言葉がありますが、
世の中にはロクに仕事もしないでいるくせに、
給料が少ない、ボーナスが少ないなどとボヤいている人がいるものです。

何の志も望みもなく、ただ食いつなぐためだけに働いている人は別として、 
自ら志望して現在の職についている以上、その仕事に懸命に打ち込むことによって
自分の真価を世に問う、という姿勢がなければ、無駄な一生を終えてしまうことに
なるのではないでしょうか。

努力すればいいことは分かっているが、セコセコしても疲れるだけだ。
い人生だからノンビリ暮らそうなどど思っていると、その人の値打ちは誰も認めてくれません。

努力すれば、会社に「与える」ことができ、そうでないと「取る」ことばかりを
考える乞食根性に陥ってしまうものです。

人生の大半は仕事をすることで過ごします。

たがって、人の値打ちはその仕事ぶりによってほとんど決まってしまうものです。

仕事に努力することなく、怠けることのみ考えていたのでは、評価は低くなるばかりで、
給料もボーナスも人後におちるのはあたりまえなのです。

その結果不満がつのり、うまい話があるとそれに飛びついて大ケガをすることにもなります。

昭和初期の不況期に、ある怠け者が、何か楽で稼ぎのいい仕事はないものかと 
新聞広告を眺めていたところ、”50銭切手を送れ、寝ていて食われる方法を教えます”
というオイシソーな広告が見つかりました。 

早速、借金をして50銭切手を送ったところ、やがて返事が届きました。

ワクワクしながら封を切ってみたところ、
”熊の穴の前に寝ていろ、確実に寝ていて食われる”と書いてありました。
地団駄踏んでくやしがりましたが、どうしようもありません。

これに似たような話は、現在でも後を断たないのではないでしょうか。


どうせ一度の人生なら、「仕事」で役に立ち、認められる存在になりたいものです。
”一日を空しく過ごすな。明日をあてにして一日を粗末にするな”(白隠禅師)

2013年11月5日火曜日

仕事は自分で創るもの

世の中には、与えられた仕事しかしない人と、
自ら仕事を創り上げていく人とがあります。

次の話を参考に、自分の仕事への取り組み方を点検してみてはいかがでしょうか。

その一

織田信長がある日のこと、小姓を呼び付けました。
一人の小姓が”お呼びでございますか”と部屋に入ると、信長は”もうよい、退れ”と言う。
しばらくして信長はまた”誰かある”と呼ぶ
別の小姓が伺い”ご用は?”とたずねると、”用はすんだ、退ってよい”とソッケない。
妙な顔をしてひき退ると、またまた呼び声がする。
三人目の小姓が顔を出すと”用はない、退れ”。
キツネにつままれたような顔をしていると”何をグズグズしておる。さっさと退れ”
言われて立ち上がった小姓が座敷の中を見渡してみると、部屋の隅に紙クズが
落ちているのに気づきました。
その小姓は、それを拾って退出しようとしたところ、信長は”待て、そちはなかなか気転の
きく奴じゃ。仕事というものは、与えられたことをやればすむというものではない。
自分で探し、つくり出して行くものだ。その気持ちを大事にせい。ほめてとらせる”

その二

ある自動車ディーラーの本社に電話があり、カタログを送って欲しいとのことでした。
それを受けた女子社員は”早速お届け致しますが、お客様のところからですと、
私どものショールームまで、電車で10分、駅から歩いて5分の距離でございます。
ちょうど、ご請求いただきましたカタログの新車を展示中ですので、
に恐れ入りますが、ご足労いただけませんでしょうか。
係のものが詳しくご説明申し上げますので・・・”と道順も丁寧に教えて差し上げました。
その対応の感じの良さにひかれたその人はすぐに来社し、その場で成約に至ったということです。

この二つの例のように、常に八方に気を配り、自分の仕事をふくらませる努力を

積み重ねることが、自分を大きく伸ばして行く条件なのです。


2013年11月4日月曜日

辛抱

現代の若者の持つ特色の一つに、辛抱ができないという点があります。

GNPの低い時代には、人々は辛抱強かったのですが、
経済成長に伴って生活が豊かになり何をしてでも生きられるようになると、
辛抱をする必要もなくなり何となく面白そうな職を転々とする傾向があります。

一つの仕事を始めても、それにあくまで食い下がって成し遂げるまで

離さないという粘りが仕事をする基本の力なのですが、
興味のあるうちはやるが長続きしないというのでは、
どんな仕事でも成功するはずがないのです。

成功というものは、一つの仕事を長い間やり続けるという要素が
ついていなければならないと思います。

つまり、長い間やり通したという条件のついていない大儲けなどは成功とは言わず、
フロックであり、まぐれ当たりなのです。

繰り返すようですが、成功というものは、一つの仕事を長期間持続的に

努力している間に生ずる結果なのです。

その間には、浮き沈みもあるでしょう。

順調と不調を何度も乗り越えて持続しているうちに遂に到達するのが成功というものです

どんなに困難が伴っても、人間は一度自分が打ち込んだ仕事を
くまで追及して行く意志と生活態度を貫くことが大切です。

男にとっても女にとっても仕事とはそういうものなのです。

このように、どんな仕事に就いていても、内部から自分を支える力は

辛抱強さしかありませんが、辛抱のできない人間でも、
法や社会が守ってくれるために、一つの職について離れないでいる人達がかなりいます。

しかもそう低い待遇ではありません。

このような人達をも救って生活させている現実は確かにありますが、
しかし彼らは決して希望の持てる意義ある人生を歩んではいないのです。

不平と不満に追い回されていて、どの職場でももてあまされています。

そして、彼らは決して成功しない、これだけは確かです。



2013年11月3日日曜日

ナンバーワン

かつて、ある大企業の重役は毎春新入社員が入ってくると、かならず、
『我が社のライバルであるD社にも君たちと同じ仕事をする社員が入ってきたはずだ。
その目にみえないライバルを常に意識し、腕を磨いて絶対に負けてはならない。

君たちが彼らに勝ったとき、我が社はD社に勝てるのだ』
とハッパをかけていました。

企業の力は組織の力であり、組織の力はそこに働く個人個人の力の総合です。

したがって、企業の力を伸ばそうとすれば、各人の力を伸ばすことが必要なのです。

よく、自分を卑下して、”どうせ俺は歯車の一つさ”と言う人がいますが、
それは大きな間違いで、たった一つの歯車が動かなくなっても、
その機械は機能を停止してしまいます。小さい歯車であっても錆びないよう磨き上げてこそ、
体の力の発揮に貢献できることを知るべきです。

それと同時に、こ厳しい企業戦争の中で勝ち残り、業容を拡大して行くためには
わたしたち一人ひとりやわたしたちの属している組織がお客様に支持される、
何か一味違った特徴を持つことが大切です。

つまり何からの点でNo.1であることが必要なのです。

そのためには、それぞれの地域や持ち場で、これだけはどこの会社の誰にも負けない、
というレベルをめざし、それを実現しなければなりません。

たとえば、

 ・朝のすがすがしさNo.1
 ・お辞儀の仕方No.1
 ・朝のスタートの早さNo.1
 ・店内外の清潔さNo.1
 ・お客様への気配りNo.1
 ・電話を取る速さNo.1
 ・電話対応の丁重さNo.1
などなど、すぐ出来る簡単なことから始めてみればよいのです。

簡単なことのようでも、どれ一つとってみても企業のイメージアップに役立つものばかりです。

このようなことを、みんなで協力し合いながら一つ一つ仕上げていけば自信がつき、
ひいては、業績でもNo.1という良い結果に結びついて行くことに確信を持って欲しいと思います。

2013年11月2日土曜日

初心忘るべからず

社会人の仲間入りをしたばかりの若人たちに先輩として贈りたいのは、
やはり、世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉です。

松下幸之助氏などは、この言葉を入社時の感激や喜びを忘れるな、
というように用いられており、それも大切なことなのですが、
伝えられている真の意味は”初志を貫徹せよ”ということです。

したがって、入社後二、三年を経て、自分の夢と現実のギャップに
悩んでいる人たちや、ベテランといわれながらマンネリズムに
陥っている人たちにも、等しく贈りたいものであります。

人は誰でも、社会へ船出した時とか、新しい仕事に就いた時などは、

自分は将来こうありたいという夢なり目標を持っているものです。

そして、新しい世界に深い興味を抱き、何でも学び取ろうという素直さや
情熱を持っています。しかしそのうちに、自分の能力に疑問を感じたり、
ビジネスの荒波にもまれた結果「日暮れ腹減り」といわれるような
空しい生活に陥ってしまう危険性があります。

しかし、それではせっかく一度だけ授かった人生が、
あまりにももったいなく、常に初心を貫徹するという強固な意志を持ち続けることが肝心です。

「継続は力なり」といわれるように、それだけの力を持ち続けることが
できるかどうかが、わたくしたちの人生を決める岐路だと思うのです。

では、初志を貫き通すための極意は何かというと、これも世阿弥

「時分の花を咲かせよ」という言葉が参考になると思います。

の意味は”背伸びをして実力以上に見せようとすることなく、
その時々の芸の仕方を目いっぱいやりなさい”ということで、
二十歳には二十歳の、四十歳には四十歳のそれぞれの良さがあるのだから、 
この時々に応じた自分の力を発揮することが美しいのだ、と教えているのです。

初志と現状とのへだたりを嘆き、とても駄目だと落ち込んでしまうのではなく、
新人は新人として、中堅は中堅として、ベテランはベテランとして花を咲かす
心構えでいれば、自分の人生は彩り豊かなものになるでしょう。

芸やスポーツに限らず、ビジネスにおいても、これでよいという境地など決してありません。


たとえば、挨拶とか電話の応対一つとってみても、
ベテランでさえ100%これで良かったというケースはほとんどないものです。

それ故に、下手は下手なりに、新人は新人なりに、
精いっぱい自分の仕事に打ち込むという姿勢が美しいのです。

自分を幸せにするかどうかは、やはり自分の心が決めるものだと思います。


2013年11月1日金曜日

社会で成功する法

わたしたちのように会社に勤めている者が成功するというのは、 
末は社長なり重役に登用されるとか、役職はともかく、
社内で一目おかれる「人財」になり遂げることでしょうが、
故松下幸之助氏は、まちがいなく会社で成功できる秘訣がある、と述べておられます。

その方法は、家族をはじめとして親戚や友人・知人などに会社の良さを話すことだ、というのです。


聞けば、”なぁんだ”というような簡単なことですが、世の中には自分の会社を貶す人は多いけれども、誉める人は意外に少ないことに気づくのではありませんか。

自分の勤務先の悪口を言ってみても得になることなど一つも無いはずですし、

それを聞く人も決して喜ぶわけではないのに、なぜ会社を悪く言う必要があるのでしょうか。

日頃の不安や不満を他人に聞いてもらえば、多少は胸のすく思いもするのでしょうが、
それはほんの一時的な快感にしかすぎず、それによって本人が幸せになれるかというと
全く逆ではないでしょうか。

今日から会社の一員となったフレッシュマンも、会社のすみずみにまで精通しているベテランも、

まず自分が選んだ会社の良い点を認めてそれに惚れ込み、常に会社をほめるという態度や
心構えでいることが大切で、そうしていれば必ず社内で注目される存在になると思います。

なぜならば、会社はそのような人物を切実に求めているからで、
そのような人を社内の中心に据えないで誰を重用するというのでしょうか。

故松下幸之助氏は、そのような人はみずから求めなくても、

自然に会社で成功者になって行くであろう、と結んでおられます。