自分はちゃんと説明してあげているつもりなのに、相手が理解を示さない
ということが、たまにありますね。
そんなとき、「どうしてこんなことがわからないんだ」と、
相手に腹を立ててしまったりしていませんか?
でも、ちょっと待ってください。
ひょっとして、第三者から見たら実はあなたの説明の仕方のほうに問題がある、
ということもありうるかもしれないのです。
相手が理解しないからと、そこでいつまでも怒っていても、
そこから先には進展しません。
ですから、ちょっと考え方を変えて、自分の話し方を何か違うものにしてみるということも大事です。
王様が家来に話しているのではないのです。
自分の言いたいことを相手に分かってほしいなら、こちらも、分かってもらうための努力
というものをしなければならないのです。
私はときどき、仕事で海外へ行って、ほかの国の人と話をしなければいけない時があります。
そこで私が流暢に英語や中国語がしゃべれれば何も問題はないのですが、
専門的な用語が入れば”ネイティブ”というわけにはいきません。
相手にこちらの伝えたいことが伝わらない時があります。
それは明らかにこちらが何とかしなければいけないことなので、言い方や表現を変え、
これなら通じるかなと、表現を変えたり試行錯誤します。
それで通じたときは、「やった。よかった。」とほっとします。
日本語同士なら、もっとずっと簡単なはず。
それがなぜできないのでしょう。
壁を相手に、ひとりでテニスの練習をしようと思ったら、自分のところにきちんと
返ってくるよう加減して
ボールを打ちます。当然ボールは返ってきます。
しかし、壁もない場所でただボールを打ったら、あさっての方向へ飛んで行き返ってこない。
そのボールに腹を立てるのって、馬鹿馬鹿しいと思いませんか?
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