2013年11月6日水曜日

寝ていて食われる法

”給料はやった仕事の後からついて来る”という言葉がありますが、
世の中にはロクに仕事もしないでいるくせに、
給料が少ない、ボーナスが少ないなどとボヤいている人がいるものです。

何の志も望みもなく、ただ食いつなぐためだけに働いている人は別として、 
自ら志望して現在の職についている以上、その仕事に懸命に打ち込むことによって
自分の真価を世に問う、という姿勢がなければ、無駄な一生を終えてしまうことに
なるのではないでしょうか。

努力すればいいことは分かっているが、セコセコしても疲れるだけだ。
い人生だからノンビリ暮らそうなどど思っていると、その人の値打ちは誰も認めてくれません。

努力すれば、会社に「与える」ことができ、そうでないと「取る」ことばかりを
考える乞食根性に陥ってしまうものです。

人生の大半は仕事をすることで過ごします。

たがって、人の値打ちはその仕事ぶりによってほとんど決まってしまうものです。

仕事に努力することなく、怠けることのみ考えていたのでは、評価は低くなるばかりで、
給料もボーナスも人後におちるのはあたりまえなのです。

その結果不満がつのり、うまい話があるとそれに飛びついて大ケガをすることにもなります。

昭和初期の不況期に、ある怠け者が、何か楽で稼ぎのいい仕事はないものかと 
新聞広告を眺めていたところ、”50銭切手を送れ、寝ていて食われる方法を教えます”
というオイシソーな広告が見つかりました。 

早速、借金をして50銭切手を送ったところ、やがて返事が届きました。

ワクワクしながら封を切ってみたところ、
”熊の穴の前に寝ていろ、確実に寝ていて食われる”と書いてありました。
地団駄踏んでくやしがりましたが、どうしようもありません。

これに似たような話は、現在でも後を断たないのではないでしょうか。


どうせ一度の人生なら、「仕事」で役に立ち、認められる存在になりたいものです。
”一日を空しく過ごすな。明日をあてにして一日を粗末にするな”(白隠禅師)

0 件のコメント:

コメントを投稿