「覆水盆に返らず」ということわざがあります。
似たような意味のことわざは西洋にもあり、「こぼれた牛乳は飲めず」という言葉だそうです。
この意味は、一度やってしまったことは、とり返しがつかないことを意味しています。
もちろん、このようにとり返しのつかないような行動をしてしまったことは充分に反省することが、
大切ですし、二度と同じ失敗を繰り返さないよう自分を戒める必要がありますが、
すでに過去の事実になってしまってとり返しのつかないことをいつまでもクヨクヨしていてもはじまらないのです。
昭和生まれで初めて文化勲章を受けた数学者の広中平祐教授という方が、ある雑誌の
インタビューの中で「私は反省するのが嫌いなんです。」という意味のことを言ったそうです。
ちょっと、誤解を招きやすい言葉にも聞こえますが、実は反省している時間があるなら
これから先のことを考える時間にした方がよいというとても前向きな言葉なのです。
あまり、淡白すぎて同じ失敗を繰り返すようでも困りますが、過去の仕事が失敗であっても、
二度と失敗しないように前向きに考えることが次の成功につながることと教えてくれているのですね。
人間ですから、当然失敗があります。
そんなとき、この「覆水盆に返らず」という言葉を思い出し、過去の失敗にくよくよしないで
次の仕事に全力投球していくそんなビジネスマンでありたいものです。
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