2014年1月21日火曜日

李下に冠を正さず

中国古典のなかに「李下(りか)に冠(かんむり)を正さず」という言葉があります。

李 ( すもも ) の木の下で、冠をかぶり直すと、手を伸ばして
李 ( すもも ) を盗んでいるかと思われるので、冠を直さない。

そのいわんとすることは、人間は事の起こらぬ前に、あらかじめそれを防ぎ、
人の疑いを受けるような行動派はじめからしないのことが大切であるということです。

同じような言葉に
「瓜田 ( かでん ) に 履 ( くつ ) を 納 ( い ) れず」というのもあります。

瓜畑に入って靴をはき直せば、その人は瓜を盗んだのではないかと疑われる。
だから、人の疑いを受けないよう、細心の注意を払うことを教えています。

政治家の証人喚問の放送などを見ますと、「秘書が勝手にやったことだ。」とか
「ただ、食事をしただけだ。」などと茶番劇そのもの見苦しい弁明です。

世の中全てが綺麗事ですむとは限りませんが、少なくても自分を信頼してくれる人たち、
会社からあらぬ疑いを持たれないよう、自分の行動には注意しなければなりません。


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