米アップルは米高級ヘッドフォンメーカーのビーツ・エレクトロニクスを32億ドル(約3250億円)で買収する方向で協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
ビーツは音楽業界の大物、ジミー・アイオヴィン氏とヒップホップ界のプロデューサーでアーティストのドクター・ドレ(Dr.
Dre)が立ち上げた会社。今年初めには音楽ストリーミング(逐次配信)サービスも開始している。ビーツには米投資会社カーライル・グループ、米複合企業
アクセス・インダストリーズ、仏メディア企業ビベンディ、アイオヴィン氏が長年上級幹部を務めるユニバーサルミュージックグループなどが出資している。
実現すればアップルとしては最高額の買収となる。この件について、アップルはコメントを控えた。ビーツの担当者にはすぐに連絡がつかなかった。
両社の協議については英紙フィナンシャル・タイムズが先に報じていた。買収が成立すればアップルは高級ヘッドフォンと音楽ストリーミングサービスという
2つの急成長市場参入への足がかりを得ることができる。月間定額料金で聴き放題の音楽サービスは急速な勢いで成長している。その先頭にいるのが北欧発のス
ポティファイで、事情に詳しい筋によると、同社の有料会員数は世界で1000万人を超えている。
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