無料通話アプリ「LINE(ライン)」のアカウントが乗っ取られ、電子マネーをだまし取られる被害が相次いだ問題で、警視庁サイバー犯罪対策課は22日、
6月以降、計100件、約650万円の被害相談が寄せられたと発表した。同課は、詐欺や不正アクセス禁止法違反の疑いで捜査を始めた。
同課によると、6月以降、LINE乗っ取りに関する相談が252件寄せられ、うち100件で電子マネーをだまし取られる被害が発生し、未遂も33件あった。今月14日には、東京都渋谷区の40代女性が4回に分けて計80万円をだまし取られた。
いずれも、LINEのアカウントを乗っ取って被害者の知人を装い、「コンビニ店で電子マネーのプリペイドカードを買うのを手伝って」と持ちかけ、プリペイドカードの番号を送らせてだまし取る手口。ゲームの利用料金などに流用されていた。
同課は、コンビニ店が加盟する「日本フランチャイズチェーン協会」や電子マネーを管理する株式会社「ウェブマネー」に注意喚起を要請。ウェブマネーは、詐欺が発覚した場合にはアカウントの利用を停止するなどの措置を取るという。
0 件のコメント:
コメントを投稿